2 為政第二 16 のバックアップ(No.2)
- バックアップ一覧
- 差分 を表示
- 現在との差分 を表示
- 現在との差分 - Visual を表示
- ソース を表示
- 2 為政第二 16 へ行く。
- 1 (2021-05-27 (木) 12:36:00)
- 2 (2021-05-29 (土) 21:59:32)
- 3 (2021-06-08 (火) 11:13:11)
- 4 (2023-12-31 (日) 17:55:47)
☆ 為政第二 十六章
br
子曰 攻乎異端 斯害也已
br
子曰く。異端(いたん)を攻(おさ)むるは斯(こ)れ害(がい)あるのみ。
br
☆意訳
先生が言われました。
大切なのは、このことが何を言わんとしているのか、といったその文章の本質や真髄を理解することです。より深い理解を求めて、微に入り細に亙(わた)って究明していく、ということはとても善いことです。しかし、語句とか言い回し、 主要なこととは言えない内容など、末節的なことに拘(こだわ)って究明していくことは、全く意味を為さないどころか、大きな害を齎(もたら)してきます。そんなことをしていると、思考が空回(からまわ)りを始めて混乱を起こし、より本質が見失われていくことになるからです。
br
☆心理屋の勝手解釈
「異端」という言葉の意味が今とは全く違っているので、如何(どう)理解すればよいのかが、大変解り悪(にく)い章です。私は「本質とは異なった端、主要なものではない隅(すみ)にあるもの」というように捉(とら)えて訳してみました。このように理解すると、他(ほか)で孔子がいっていることと矛盾なく繋(つな)がってくるように思います。