1 学而第一 13

Last-modified: Tue, 08 Jun 2021 10:27:55 JST (1060d)
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☆ 学而 第一 十三章

 

 有子曰 信近於義 言可復也 恭近於禮 遠恥辱也 因不失其親 亦可宗也

 

 有子曰く。信、義に近ければ、言、復(ふ)む可し。恭、礼に近ければ、恥辱(ちじょく)に遠ざかる。因、其の親(しん)を失はざれば、亦宗(そう)とす可し。

 

☆ 意訳 (心理屋の勝手解釈)

 有先生が言われました。

 言うことや約束事がある程度以上正当なことであるならば、その言うことは実行してもよいでしょう。恭(うやうや)しい振る舞いがある程度礼儀に叶(かな)ったものであるならば、辱(はずかし)めを受ける恐れはないでしょう。親(ちか)しい関係で親愛の情を維持できていたならば、確りと信頼され頼られる存在として居ることができるでしょう。

 

☆ 補足の独言

 有若が自分の弟子(でし)に対して諭(さと)した言葉だろうと思います。表面的な社会行動規範を述べたもののようです。

 これはこれでよいのではないでしょうか。